江ノ電は黄泉の国行き!?映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」見どころ総まとめ

2018年1月25日

主演は実力派俳優コンビが初タッグ!

一色正和/堺雅人

真田丸 完結編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

鎌倉に住む売れないミステリー作家の一色正和。作家としてだけでは稼げないので、鎌倉署心霊捜査課の顧問を務め、捜査協力もしています。変わり者で長年、妻をめとらずに、広い家には家政婦のキンが通ってくるばかりでしたが、亜紀子と運命的な縁を感じ、結婚。年の離れた亜紀子が可愛くてしょうがなく、魔物や幽霊のいる鎌倉に怖がる亜紀子のトイレにまで付き添ってあげる過保護っぷりを発揮。ひょんなことで愛する亜紀子の魂を魔物に奪われ、自らの命を懸けて黄泉の国に亜紀子の魂を奪い返しに行きます。

一色正和を演じているのは、堺雅人。一般には、2013年に出演したドラマ「半沢直樹」のイメージが浸透している堺ですが、それ以前にもドラマ「リーガル・ハイ」やNHK大河ドラマ「篤姫」、映画「ツレがうつになりまして。」「クヒオ大佐」など、変わり者の役を多く演じてきました。本作の主人公・正和は、これまで堺が演じて来た変わり者要素を上手くミックスさせたような役柄で、頭が良くて頼りになるけれど、趣味に没頭し過ぎて怒られてしまうなど可愛らしい一面もあり、まさに堺の十八番といったところ。堺はNHK大河ドラマ「新選組!」に出演していた時から殺陣がとても上手く、無駄のないしなやかな殺陣は見惚れてしまうほど。本作でも黄泉の国で亜紀子を守るために、竹刀で魔物と戦うシーンでは、普段、温和な正和の男らしい一面全開で亜紀子でなくともキュンとギャップ萌えしてしまうこと間違いなしです。

一色亜紀子/高畑充希

PLAY LIST

正和のもとに嫁いだ年若い妻の一色亜紀子。怖がりで鎌倉に魔物や幽霊が住んでいると知り、初めは怖がっていましたが、すぐに順応し、貧乏神とも仲良くなってしまいます。幼い見た目とは裏腹にしっかり者で、正和を明るく支えていきます。

一色亜紀子を演じているのは、高畑充希。歌手や舞台でも活躍する高畑の実力は、元々折り紙付きでしたが、2015年頃からメキメキ頭角を現し、2017年に主演を務めたドラマ「過保護のカホコ」で本格ブレイク。生かすも殺すも役者次第と言われている遊川和彦の脚本で、20年間思いっきり過保護に育てられ、話し方も変わっているカホコという難役を見事に演じ切り、「カホコが可愛すぎる!」と話題になりました。本作のヒロイン・亜紀子は、新婚ということもあり、かなり正和に甘えてべったりで、怒ったり、笑ったり、叫んだりと表情が大変豊かなキャラクター。「過保護のカホコ」を上回る可愛さで、正和が目尻を下げて見つめ、守りたくなるのも納得してしまいます。

映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」の前半は、この年の差カップルのキュンキュンするやりとりに悶えつつ、二人を中心に織りなす鎌倉のほっこりミステリーに癒されます。中盤、亜紀子の魂が黄泉の国にさらわれてしまい、正和と亜紀子が永遠の別れを言うシーンでは、これから黄泉の国に行く展開があるとわかっているのに、二人とも演技が上手過ぎて、まだ折り返し地点なのに、泣かされてしまいます。堺と高畑だからこそできた、ファンタジーの中の地に足の着いた年の差カップルが物語の共感性を高めています。