映画好きが選ぶ本当に演技が上手いジャニーズ映画俳優ランキング

2018年1月25日

3位 風間俊介(無所属)

猫なんかよんでもこない。 [DVD]

1999年のジャニーズ枠として出演したTBS系ドラマ「金八先生」シリーズで当時16歳にして圧倒的な演技力を発揮し、一躍注目を集めた風間俊介。ジャニーズで演技派といえば、風間の名前が一番に上がることも多いです。しかし、その後、グループとしてデビューすることもなく、着実にドラマや映画の脇役や舞台出演で実力をつけていきます。グループに所属せずに、ジャニーズで単独ホームページを持っている異色の存在。
映画の出演も多くはありませんが、映画「映画 鈴木先生」「後妻業の女」など、「社会で普通に生きてきたけれど、いつの間にかドロップアウトしてしまった」というような、誰もがなりうる危険を秘めた役柄を演じるのが、とても上手いです。2016年は、主演作映画「猫なんかよんでもこない。」を含め、5本の映画に出演。2013年に結婚を発表しても騒がれず、毎年恒例のジャニーズカウントダウンライブにも参加せず(たまに参加しています。)、我が道を柔らかに突き進む風間には、今後も作品のスパイスになる存在でいて欲しいです。

4位 森田剛(V6)

ヒメアノ‾ル 豪華版 [DVD]

ジャニーズJr.として活動していた1994年頃から多くのドラマに出演していた森田剛。21世紀に入ってから、テレビであまり観なくなったなと思ったら、いつの間にか、舞台で宮本亜門、蜷川幸雄、劇団☆新感線など、著名な演出家や劇団の間で引っ張りだこになっていました。
森田の持ち味はいつまでも少年のまま、反骨精神がなくならない佇まい、演技で狂気さを出すのではなく、元からそれが備わっている凄味です。その最たる作品が、2016年に初主演をした映画「ヒメアノ〜ル」。「めんどくさいから殺していい?」というキャッチコピー通り、3度の飯を食べるように人殺しをするサイコパスの森田正一役を、どこまでも狂気さが上がり続ける怪演で圧倒しました。とはいえ、1日に3人も殺すシーンなどがあるとさすがに心がささくれ立ったそうで、そんな時は撮影合間にペットショップに行き、気持ちを落ち着かせて、また撮影で人を殺しての繰り返しだったそうです。2016年は蜷川幸雄の遺作となった追悼公演・舞台「ビニールの城」で座長を務めた森田剛。もう舞台で確固たる地位を確立しているので、その溢れ出る異質さを今後は映画でも多く披露して欲しいです。

5位 生田斗真(無所属)

源氏物語 千年の謎 Blu-ray豪華版(特典DVD付2枚組)

岡田、二宮と並び、グループデビューせずに早くから、ジャニーズ映画班として活動している生田斗真。しかし、彫りが深く日本人離れした美形のため、映画「源氏物語 千年の謎」の光源氏役や「脳男」のような圧倒的美男子の役か、映画「シーサイドモーテル」「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」のような振り切った三枚目の役ばかりで、なかなか一定以上に演技の幅を広げられずにいました。一般的に日本だと城田優、海外だとレオナルド・ディカプリオのように美し過ぎる顔立ちの俳優は、仕事が限られ、名演を披露しても世間にはなかなか認めてもらえないという現状があり、生田の場合もそれに当てはまります。

映画チラシ 彼らが本気で編むときは、 生田斗真

しかし、2017年の映画「彼らが本気で編むときは、」でLGBTの女性・リンコ役で、生田は一皮剥けたように感じました。生田自身も「俳優人生の中で最も苦労した役」と話しており、撮影期間の1ヶ月はマニキュアを落とさず、自宅に帰ってからもスカートを履いて過ごすなど、役で居続けることを徹底したそうです。そんな生田が演じた劇中のリンコからは、彼女の母性、切なさ、悲しみ、強さ、愛情が入り混じった複雑な感情がたくさん伝わってきて、素晴らしい作品に仕上がっています。間違いなく、生田のターニングポイントとなった作品でしょう。
2017年10月には、広瀬すずと共演する映画「先生!」の公開が控えています。生田は教師役も初めてなので、どんな風に演じてくれるのか楽しみですね。

6位 中島裕翔(Hey! Say! JUMP!)

ピンクとグレー DVD スタンダード・エディション

若手ジャニーズの中では珍しく、178cmという高身長を生かし、早くから男性ファッション誌でモデルとして活躍している中島裕翔。2017年現在は、雑誌「MEN’S NON-NO」でレギュラー・モデルを務めています。デビュー当時のHey! Say! JUMP!では、山田涼介や知念侑李がメインボーカルだったため、それほど目立つ存在ではありませんでしたが、徐々にドラマの脇役で頭角を現します。2013年に大ヒットしたTBS系ドラマ「半沢直樹」では主人公・半沢の部下役を好演。良い意味でジャニーズらしくない堅実な演技で「あの子ジャニーズだったの!?」と世間を驚かせました。その後もドラマで着実にキャリアを重ね、2016年の映画「ピンクとグレー」でスクリーンデビュー。表と裏の顔で苦しむ主人公を憂いのある演技で見事に演じました。

映画チラシ 僕らのごはんは明日で待ってる 中島裕翔

2017年の映画「僕らのごはんは明日で待ってる」では、直球ラブストーリーの主人公でしたが、ここでも悩んだり落ち込んだりと等身大の若者を熱演。ジャニーズらしからぬ、キラキラしていない等身大の若者といった風貌で、役柄が抱えている悩みや陰の部分も表情や台詞回しできちんと表現できるところが、中島の魅力なのだと思います。インタビューなどで「俳優業は人生経験が糧になる」「お芝居においてビジュアルではないもので勝負したい」など、23歳の若者とは思えない、しっかりしたビジョンを持って演じていることも、監督や共演者、観客に支持される所以なのではないでしょうか。