映画「64-ロクヨン-前編後編」連続公開!早くも後編公開の見所をまとめてみました!

64(ロクヨン)(上) D県警シリーズ (文春文庫)

2016年5月7日に映画「64-ロクヨン-前編」が劇場公開されました。
「64-ロクヨン-」は横山秀夫の7年ぶりの新作の同名小説の映画化で、たった7日間しかなかった昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」を巡って、主人公である警務部広報官の三上をはじめ、警務部、刑事部、元ロクヨン捜査官、記者クラブ、そして、「ロクヨン」事件の被害者家族、三上の家族が複雑に絡み合う骨太なヒューマンミステリー映画です。
「64-ロクヨン-前編」を既にご覧になって、早く続きが知りたい!6月11日の後編公開まで待てない!という方のために、これまでのあらすじと、後編の見どころをご紹介します。

タイトル:「64-ロクヨン-前編後編」
2016年5月7日(土)TOHOシネマズ日本橋ほかにて全国ロードショー
2016年6月11日(土)TOHOシネマズ日本橋ほかにて全国ロードショー
配給:東宝
公式サイト:http://64-movie.jp/

原作紹介

64(ロクヨン)

本作の原作は「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などが映画化されるなど、数々の傑作を生みだしてきた横山秀夫が実に七年ぶりに発表した長編小説「64(ロクヨン)」です。「64(ロクヨン)」は2012年に「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、2013年には「このミステリーがすごい!」で第1位、第10回本屋大賞で2位を獲得しており、横山は最初「D県警シリーズ」の第4作目として発表しましたが、納得がいかず、全面改稿した上で、書き下ろしとして、2012年に世に出た作品です。そんな横山渾身の長編ミステリーですが、登場人物が多く人間関係が複雑なことから、ファンの間では実写化は難しいと考えられていましたが、本作では、見事に複雑な人間関係と登場人物たちの熱量を再現しています。

映画界のベテランオールスターに実力派・注目の若手が大激突!

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本作の主演は、映画「愛を積むひと」「起終点駅 ターミナル」など日本アカデミー賞の常連でもある佐藤浩市です。共演には、佐藤浩市演じる三上と同じ広報室の部下に、綾野剛、榮倉奈々。広報室の上司にあたる警務部に仲村トオル、滝藤賢一。広報室と対立する県警記者クラブに瑛太と坂口健二郎。「ロクヨン」の被害者の父親に永瀬正敏。広報室と対立する刑事部に三浦友和、奥田瑛二、椎名桔平など。元ロクヨン捜査官に三上の妻でもある夏川結衣、赤井英和、鶴田真由、吉岡秀隆、筒井道隆、窪田正孝と映画界を牽引してきたベテランオールスターに、若手実力派から注目派まで幅広くキャスティングされています。こんなにゴチャゴチャ有名な俳優さんばかり集めて綺麗にまとまるの!?と思っていたのですが、これがまた、ベテラン同士の熱のこもった演技のぶつかり合いが素晴らしいんです!そんなベテラン勢の中でも、綾野さんや榮倉さんなど、抑えるところは抑えて引かないところは引かないという引き算の演技が上手く出来ていて、前編のキーとなる人物の一人を演じている窪田さんの演技などは、少ない登場時間にもかかわらず、ベテラン勢の演技に負けない印象を残しています。新旧映画俳優たちの大衝突は後編も更に加速していくと思いますので、見逃せません!

「ロクヨン」事件の内容と、天皇崩御のせいで、殆ど報道がされず、犯人が捕まらなかった経緯。

昭和64年のたった7日間の間に起きた少女誘拐殺人事件なので、通称「ロクヨン」事件。工場を営んでいた永瀬さん演じる雨宮夫婦の一人娘・翔子が誘拐され、身代金を要求されます。警察は直ちに現場に急行し、犯人の身代金の受け渡しと一人娘の翔子の捜索を開始しますが、その努力も虚しく、身代金は犯人に持っていかれてしまい、証拠も車のボンネットから遺体で見つかります。
しかし、年明けの1月7日に病状が悪化していた昭和天皇が崩御。当時は、在京民放5社の申し合わせで「天皇崩御の記者会見」から各社とも2日間にわたってCM抜きで、歌番組、ドラマ、クイズ番組を中止して昭和天皇の特集が組まれたといいます。その影響で、「ロクヨン」事件がテレビや新聞などで大きく取り上げられることがなく、当然、犯人の情報も集まらず、「ロクヨン」事件は未解決のまま、時効が差し迫った2002年を迎えることになってしまったのです。

警察がひた隠しにする「ロクヨン」事件の隠蔽

#1

「ロクヨン」事件が発生した当日の夜、犯人からの電話を待っている雨宮夫婦と共に、警察の自宅班チームが、電話の盗聴の為、鳴らない電話を今か今かと待っていました。そして、一本の電話が雨宮家に入り、さぁ盗聴準備をして犯人と話せるというところで、自宅班チームで窪田正孝演じる警察に成り立ての日吉がスタンバイしていた盗聴器が故障してしまいます。モタモタしている自宅班を待ちきれずに犯人からの電話に出た雨宮でしたが、結果、自宅班チームは、「犯人の声」を取り逃してしまいます。当時の「ロクヨン」自宅班長の漆原は、警察のミスが世間から糾弾されることを恐れ、このミスを隠蔽することを決定、そして日吉に対して「被害者が死んだらお前のせいだ。」と言ってしまいます。その結果、日吉は2002年の現在まで14年間引きこもりになり、ミスの隠ぺいに抗議し、報告書を書こうとした同じく自宅班の吉岡秀隆演じる幸田は、その半年後、警察を逃げるように辞めてしまいます。その幸田が残した「幸田メモ」と呼ばれるものが、存在し、そこに事件の解決に繋がる鍵があると三上が動き回るところまでが前編で描かれています。果たして「幸田メモ」の内容とは?その裏には、何が隠されているのでしょうか?

三上は、記者クラブの信用を得て、「ロクヨン」事件の真相に辿り着く事が出来るのか?

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佐藤さん演じる主人公の三上がいる広報室と瑛太演じる秋川率いる記者クラブは、三上の上司にあたる警務部や刑事部の情報操作などが重なり、記者クラブの面々は、広報室と対立関係にあります。
本来ならば、事件や事故の詳細を広報室から記者クラブへ、そしてそれが新聞記事となって世間に公表するという流れが作れていればベストなのですが、そこは広報室の、つまり三上の手腕次第というわけです。本作では、記者クラブへの懐柔や調整などは、三上の部下で綾野さん演じる諏訪が主に担当していますが、劇中で起きた妊婦による交通事故の問題が引き金となり、記者クラブは警察に対して徹底ボイコットを取ろうとします。窮地に追いやられた三上は、自身の刑事生命を懸けて、記者クラブへある提案をすることにしますが・・・。組織と組織ではなく、人と人の関係、信じるということなどが、記者クラブのシーンで描かれています。色々な問題が次々重なった起こる中、「ロクヨン」を模倣した誘拐事件が発生します。その時、三上は、記者クラブは、何を信じ、どう動くのでしょうか。

三上の一人娘のあゆみとの関係は?あゆみは戻ってくるのか?

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刑事部から広報部へ異動となり、広報室で四苦八苦している三上ですが、三上には、夏川結衣演じる元婦警の美那子との間に芳根京子演じる一人娘のあゆみがいます。芳根京子さんは、デビューしてすぐに、TBS系ドラマ「表参道高校合唱部!」で主演を務め、2016年度下期のNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインを務めることが決まっている若手注目株の新進女優です。あゆみは、三上との間に諍いがあり、整形に反対されたのをきっかけに家出中で行方不明となっています。三上と美那子は、行方不明の家出少女の遺体が見つかる度に、どんな遠方だろうと出掛けていき、「どうかあゆみじゃありませんように。」と祈るような気持ちで遺体に対面します。劇中では、あゆみとの関係が、何故そこまでこじれてしまったのかは描かれていませんが、この映画のテーマである「子どもがいなくなるということはどういうことか。」と言うのを、三上は身をもって知っているわけです。そして、三上は美那子との会話で「あなたは、他人の事故や事件を自分の事のように感じる。」と言われていますから、発生から関わってきた「ロクヨン」事件をどれだけ解決したがっているかが分かりますね。「ロクヨン」模倣事件と「ロクヨン」事件、そして、あゆみは三上夫婦の元に帰ってくるのでしょうか?問題山積みの後編へ期待は高まるばかりです。

いかがでしたか?
早く後編を観たくてウズウズしている方へ、前編のまとめと後編の見所を整理してみました。
果たして、三上たちは、犯人を昭和64年から引きずり出す事が出来るのか?映画「64-ロクヨン-後編」も絶対に見逃せませんね!

(文 / Yuri.O)